駄話・09年10月分

09`10/17(土) -12:36-

今回は、「羊たちの沈黙」シリーズを続けて観ました。

羊たちの沈黙

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簡単な内容説明

連続殺人犯バッファロー・ビルの捜査に行き詰っていた
FBIは、新任のクラリス・スターリン
捜査官に
ある人物との接触を試みさせる。

その人物とは、終身刑で投獄されている
連続殺人犯、元精神科医で天才的頭脳の持ち主である
“人喰い”ハンニバル・レクター。

クラリスは、彼との対話の中から、
犯人に繋がる情報を聞き出して行くのだが……

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以前に、
TV放送で「レッド・ドラゴン」までは観ていたんですが、DVDで「ハンニバル・ライジン」を購入するついでに、シリーズ4本DVDで揃えてみました。
で、「
羊たちの沈黙ハンニバルレッド・ドラゴンTV放送版)」レッド・ドラゴンDVD版)」ハンニバル・ライジン」と続けて観ました。
(「レッド・ドラゴン」をTV
DVDと観た理由とか、ネタバレ含む感想はこちら

やっぱり、「
羊たちの沈黙」は傑作ですね。
ただの連続殺人事件を追う
刑事ものってだけじゃなく、もう1本レクター博士ルートのストーリィが同時進行して行く。

単純な
謎解き刑事ものだと、その手の映画をたくさん観すぎていて、余程の超展開でもなければ普通に楽しんで終わり。
面白いのは確かなんですが、後に何も印象が残らない事が多いです。
ですが、「
羊たちの沈黙」の場合、レクター博士キャラクターが強烈で、物語自体の主役ではないにもかかわらず、主役クラリス以上に印象が残ります。

クラリスは、「ハンニバル」でジョディ・フォスターからジュリアン・ムーアに変更していますが、「ハンニバル」ではクラリス主役ではない事と、ジュリアン・ムーアが素晴らしい女優である事から、特別違和感は覚えませんでした。
しかし、
レクター博士は、アンソニー・ホプキンス以外考えられないですね。
それくらい、完全にハマっています。
ま、
吹き替え派の自分としては、担当声優石田太郎辺りで統一して欲しいとは思いましたが(^∀^;

で、そんな強烈で魅力的な
キャラクター、レクター博士物語が同時進行する事で、ただの謎解き刑事ものでは終わらない、印象深い映画になっているのだと思います。
ただ、
猟奇殺人ものなので、苦手な人はダメかも知んない。
個人的には、「
羊たちの沈黙」はロくないと思うけど。

そんで、他の3本なんですが、あくまでも「
羊たちの沈黙」ありき、ハンニバル・レクターと言うキャラクターありきで、1本の映画としては「羊たちの沈黙」ほど面白くないと思う。
一応、時系列的には「
ハンニバル・ライジンレッド・ドラゴン羊たちの沈黙ハンニバル」と言う流れなんですが、やはり「羊たちの沈黙」から観るのがオススメです。
特に、「
ハンニバル・ライジン」なんて、レクターと言うキャラクターに思い入れがないと、ちっとも面白くないでしょう。
ま、思い入れがあったらあったで納得行かない事もあるんですが、そこは「
レッド・ドラゴン」内でレクター博士が語っていたセリフをもって納得する事にします。
「彼は初めてだったんだ。ウィル、君はパニックになった事はないか
彼は確実に成長している。」
(※記憶で書いているので、正確ではありません。)

それから、よく「
羊たちの沈黙」シリーズの感想に「ロい」とあるんですが、自分はあんまりロいとは思いません。
自分は、
ホラーは大好きだけどスプラッターは苦手です。
(例外的に、バタリアンはスプラッターと言うよりギャ
だから好きだけど(^∀^;)
その自分が、あまり
ロいとは思いませんでした。
ハンニバル・ライジン」に至っては、猟奇性や狂気が全然足りません。
殺人や人喰いにちゃんと理由があるし、復讐と言う目的が明確で、後に稀代の天才殺人鬼、
ハンニバル・レクターに成長するとは、とても思えませんでした(^_^;

ただ、「
ハンニバル」だけはちょっとロいかも。
苦手な人は、覚悟だけはして観て下さいね。

(ブロ
の方に頂いたコメント())


個人的評価
羊たちの沈黙 ★★★★☆(4/5)
ハンニバル ★★★☆☆(3/5)
レッド・ドラゴン ★★★☆☆(3/5)
ハンニバル・ライジン ★★★☆☆(3/5)




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