09`10/17(土) -12:36- 今回は、「羊たちの沈黙」シリーズを続けて観ました。
以前に、TV放送で「レッド・ドラゴン」までは観ていたんですが、DVDで「ハンニバル・ライジング」を購入するついでに、シリーズ4本DVDで揃えてみました。 で、「羊たちの沈黙」→「ハンニバル」→「レッド・ドラゴン(TV放送版)」→「レッド・ドラゴン(DVD版)」→「ハンニバル・ライジング」と続けて観ました。 (「レッド・ドラゴン」をTV→DVDと観た理由とか、ネタバレ含む感想はこちら→▲) やっぱり、「羊たちの沈黙」は傑作ですね。 ただの連続殺人事件を追う刑事ものってだけじゃなく、もう1本レクター博士ルートのストーリィが同時進行して行く。 単純な謎解き刑事ものだと、その手の映画をたくさん観すぎていて、余程の超展開でもなければ普通に楽しんで終わり。 面白いのは確かなんですが、後に何も印象が残らない事が多いです。 ですが、「羊たちの沈黙」の場合、レクター博士のキャラクターが強烈で、物語自体の主役ではないにもかかわらず、主役のクラリス以上に印象が残ります。 クラリス役は、「ハンニバル」でジョディ・フォスターからジュリアン・ムーアに変更していますが、「ハンニバル」ではクラリスが主役ではない事と、ジュリアン・ムーアが素晴らしい女優である事から、特別違和感は覚えませんでした。 しかし、レクター博士は、アンソニー・ホプキンス以外考えられないですね。 それくらい、完全にハマっています。 ま、吹き替え派の自分としては、担当声優を石田太郎辺りで統一して欲しいとは思いましたが(^∀^; で、そんな強烈で魅力的なキャラクター、レクター博士の物語が同時進行する事で、ただの謎解き刑事ものでは終わらない、印象深い映画になっているのだと思います。 ただ、猟奇殺人ものなので、苦手な人はダメかも知んない。 個人的には、「羊たちの沈黙」はグロくないと思うけど。 そんで、他の3本なんですが、あくまでも「羊たちの沈黙」ありき、ハンニバル・レクターと言うキャラクターありきで、1本の映画としては「羊たちの沈黙」ほど面白くないと思う。 一応、時系列的には「ハンニバル・ライジング」→「レッド・ドラゴン」→「羊たちの沈黙」→「ハンニバル」と言う流れなんですが、やはり「羊たちの沈黙」から観るのがオススメです。 特に、「ハンニバル・ライジング」なんて、レクターと言うキャラクターに思い入れがないと、ちっとも面白くないでしょう。 ま、思い入れがあったらあったで納得行かない事もあるんですが、そこは「レッド・ドラゴン」内でレクター博士が語っていたセリフをもって納得する事にします。 「彼は初めてだったんだ。ウィル、君はパニックになった事はないか?彼は確実に成長している。」 (※記憶で書いているので、正確ではありません。) それから、よく「羊たちの沈黙」シリーズの感想に「グロい」とあるんですが、自分はあんまりグロいとは思いません。 自分は、ホラーは大好きだけどスプラッターは苦手です。 (例外的に、バタリアンはスプラッターと言うよりギャグだから好きだけど(^∀^;) その自分が、あまりグロいとは思いませんでした。 「ハンニバル・ライジング」に至っては、猟奇性や狂気が全然足りません。 殺人や人喰いにちゃんと理由があるし、復讐と言う目的が明確で、後に稀代の天才殺人鬼、ハンニバル・レクターに成長するとは、とても思えませんでした(^_^; ただ、「ハンニバル」だけはちょっとグロいかも。 苦手な人は、覚悟だけはして観て下さいね。 (ブログの方に頂いたコメント(▲))
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